暖かくそして温かい
二十三┴山本棗
あの頃、ひとりで食べていた冷たいご飯。
日曜だけは、あたたかかった。
母は朝早く家を出て、夜遅く帰ってくる。
冷えた玄関、静まり返った部屋、置き手紙と冷たいお弁当。
ひとりで過ごす放課後が当たり前だった「鍵っ子」の私にとって、
日曜日だけが、特別だった――
母と同じ食卓でご飯を食べ、笑い合う、たった一日の温もり。
やがて成長し、離れていた実家に戻った私を迎えたのは、
あの頃、欲しくてたまらなかった「おかえりなさい」の声。
家庭の事情を背負いながらも、
小さな幸せにすがるように生きた子ども時代。
そして今、ようやく手に入れた“あたたかいご飯”のある日常。
懐かしさと優しさが心に沁みるエッセイを、
『ジャンプ+』『ボニータ』などで活躍中の漫画家・山本棗先生が、
丁寧に、やさしくコミカライズしてくれました。
23ページ
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あの頃、ひとりで食べていた冷たいご飯。
日曜だけは、あたたかかった。
母は朝早く家を出て、夜遅く帰ってくる。
冷えた玄関、静まり返った部屋、置き手紙と冷たいお弁当。
ひとりで過ごす放課後が当たり前だった「鍵っ子」の私にとって、
日曜日だけが、特別だった――
母と同じ食卓でご飯を食べ、笑い合う、たった一日の温もり。
やがて成長し、離れていた実家に戻った私を迎えたのは、
あの頃、欲しくてたまらなかった「おかえりなさい」の声。
家庭の事情を背負いながらも、
小さな幸せにすがるように生きた子ども時代。
そして今、ようやく手に入れた“あたたかいご飯”のある日常。
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※一部の連載作品を抜粋して掲載しています



